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【セブンデイズ】夏生×弓弦【妄想大学編】

このブログではお馴染み、芹生夏生兄さんです!!大学編です。
本当はこちらもお題しばりで書いてたんですが、途中から収集つかなくなったのでただのSSとして読んでください(;^ω^)


「ヒマだなー」
「…………」
「あ、屁ェ出そう」
「…………!?」
「…………ウッソー。びびった? なぁびびっただろ? 今のおまえの顔!!」
「…………。」
「なー、このままどっか遊びに行かねー?」
「…………」
「何か言えよ弓弦。コラ」

中庭のベンチにだらしなく寝そべっている芹生夏生の長い足が、隣に座っている俺の腕を小突いた。うっすら足跡がついたけれど、敢えて気にしないフリをした。夏生のちょっかいに動じることなく、俺は黙々と箸を動かし、おかずの消化に専念する。

「……ちっ。つまんねーの。バーカ。チーービ」
「………………」

勝手に言ってろ。そんな単純な挑発にのるほど、俺は短気ではないのだ。
 
「こーやってさ、のんびり昼寝っつーのもいいよな。たまには」

俺の記憶が正しければ、あんたはほぼ毎日このベンチを定位置として寝ているはずだが!?
……と、喉元まで飛び出しかけた突っ込みを白米と一緒に飲み込む。
夏生は喉の奥でくくっと笑い、あくびをひとつして黙り込んだ。俺は横目で様子を窺う。
長い睫毛が伏せられていた。寝た……、のか?

それから1分経過。

……5分経過。もう大丈夫…だよな。
い、今のうちに、逃げよう。
弁当箱を持ったまま、そっと腰を浮かしたその時。仰向けで寝ていた夏生が、突然体勢を変えた。

「どわっ!!」
 
まるで狙いを定めたかのような正確さで、夏生の靴が俺の手首に当たる。箸と共におかずが地面に落下した。……というか、飛んでいった。

「お、俺の玉子焼きー!!」
「あー、ぶつかっちゃった? 悪ィ悪イ。いやわざとじゃねーし。恨むんなら俺じゃなくて、長すぎる俺の足を恨めよ」

「なつき……」
 
およそ謝罪とは思えない、憎たらしいこの態度。
さすがに怒ってもいいよな!? 食べ物を粗末にするなって親から教わってねーのか!

「っざけんな!!どう考えてもわざとだろうが。ぐーたら寝てねーでシャキっと起きろ!このっ」
 
俺は嫌がる夏生の腕を引っ張って、無理矢理身体を起こさせた。

「痛てて、わかった……やめて、起きる、起きるから。もう少しそっと…そーっと……優しく」
「はぁ!? んな配慮するかっ! 甘えんな!」
「いや、昨日飲みすぎてさー。頭いてーんだよ。二日酔いなの」
「知らねーよ!」
「あぁー、耳元で大声もやめて。ほんと激情型っつーか、すーぐ怒るよなぁ弓弦は。……冬至も大変だ」
「なんで芹生が出てくるんだよ!? つーか俺、普段はこんなんじゃないから。あいつと一緒のときはもっと穏やかに、冷静に振舞えるし、波風立つことなんて滅多にないし、大声でケンカすることなんて……」
「つまり俺は、冬至が普段目にすることの無い弓弦の一面を見てるってわけだ?」
「って、ことに、……まぁ、なるな」
「へえ、いいこと聞いた」
「は?」

夏生がニヤリと唇を歪めた。
……なんだろう。よく分からないが、嫌な予感がする。


「あいつってさぁ、そーゆーのにスッゲー敏感なんだよ」


■終■



(その後の冬至編があるかも)


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